ケイティ・ホームズ、悪人成敗の連続殺人犯に!振り切った演技を披露
映画『エイプリルの七面鳥』『バットマン ビギンズ』のケイティ・ホームズが、注目の独立系作品『ミス・メドウズ(原題) / Miss Meadows』について語った。
ケイティ・ホームズ出演映画『ジャックとジル』フォトギャラリー
主人公は、生徒からの評判も良く、模範的な小学校教師として知られるミス・メドウズ。しかし彼女は過去のトラウマから悪人を容赦なく成敗する連続殺人犯でもあり、その不可解な行動から警察に疑われるものの、なかなかその本性を現さないというサスペンス作品だ。『グッドナイト・ムーン』の脚本家カレン・リー・ホプキンスがメガホンを取った。
ケイティは、一風変わった役柄に惹(ひ)かれたそうで、「ミス・メドウズはおかしくて、子供の要素を持っている。小学校教師として現実味がある反面、自警団として悪人を成敗するという挑戦的な役でもあって、演じる上で面白いと思ったの」と語った。また、ミス・メドウズのキャラは新聞の記事から生まれたとのこと。「カレン監督と初めて話をした当時、彼女は子供を妊娠していて、ある新聞で女の子がベッドルームの窓から誘拐された記事を見つけて、わたしに話してくれたの。当然、そんな情報に彼女はおびえていて、自警団みたいな人たちが、このような(誘拐された)子供を救ってくれれば良いのにと語っていた。実はこれがミス・メドウズというキャラの始まりだったの」と明かした。
映画内では、ミス・メドウズのスタイルにも注目だ。「今作には素晴らしい衣装デザイナーのブレンダ・アバンダンドロが参加し、彼女がこのミス・メドウズに新鮮な要素を取り入れてくれたわ。このキャラは小学校教師でもあるため、子供から見ても目につくような(柄やカラーの)衣服を着用し、彼女自身も女子的な感覚を持っているの。そのため、個性的な衣服からヴィンテージものまでさまざまなスタイルを取りそろえ、それらは詩的感覚のあるものばかりだった」と語る通り、服装もミス・メドウズを特徴付けている。
映画内には、おかしなセックスシーンが含まれている。「実は脚本では、ミス・メドウズにとっては初体験と記されていたの。彼女は少しナーバスになっている設定と考えたわたしは、やたら最中に笑うことにしたの!(笑)」と答えたように、服を着て、笑いながら行為に至るシーンは滑稽だ。
映画は、これまで見たことのないケイティ・ホームズの振り切った演技が注目の作品で、カルト的な要素も散りばめられているのも魅力の一つだ。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)