道重さゆみ、モーニング娘。を涙の卒業!会場に「さゆみコール」いつまでも…
モーニング娘。'14の道重さゆみが26日、横浜アリーナで行われた「モーニング娘。'14コンサートツアー秋 GIVE ME MORE LOVE ~道重さゆみ卒業記念スペシャル~」をもって同グループを卒業した。
2003年1月19日にオーディションに合格した道重は、本日11月26日まで、4,329日という長い年月をモーニング娘。として過ごしてきた。この日は卒業に合わせて、新リーダーには譜久村聖が、サブリーダーには飯窪春菜、生田衣梨奈が就任することも発表された。
公演の途中で足がつったのか、何度も足をさする場面があったこの日の道重。最後の卒業セレモニーでは、痛みがピークに達したのか、思わず崩れ落ち、「電気を消してください」という本人のリクエストで、ステージが暗転する一幕も。しかしその後も、会場に「さゆみ」コールが鳴り響く中、時折こぼれ落ちる涙を拭きながら気丈にステージをこなしていた。
ファンに向けたあいさつに立った道重は「今日、11月26日に卒業します!」と宣言。「ファンの皆さんが大きな愛で支えてくれましたね」と切り出すと、「そんなさゆみのファンの人たちは変な人が多いです」と語り会場を沸かせる。さらに「こんな大事な日に足を傷めたり……。他にも魅力的な芸能人はいっぱいいるのに、さゆみのことを(みんな)応援してくれました。わたしは口だけは一人前だし、顔はまあカワイイ方だと思うけど。そんなことも自分から言っちゃう。こんなアイドル、応援したくないでしょ」と呼び掛けると、会場には「そんなことない!」という声が響いた。
その声に応えるように道重は「ちょっと変なファンの人は、いつだってさゆみに会いに来てくれた。全力で応援してくれた。勇気をくれた。優しさも安心感もくれた。そして愛をくれた」とコメント。「皆さんに出会えてよかった。皆さんと出会ったから道重さゆみが存在する意味がありました。さゆみのファンの人が、他の誰でもない、みんなでよかった。変な人たち、サンキュー」と感謝を述べた。
そして、最後のパフォーマンスを終えた道重は、「本当に心から、どうもありがとうございました!」という言葉を残してステージを後に。しかし、会場のファンはなかなか席を離れず、「さゆみ」コールをステージに送り続けていた。(取材・文:壬生智裕)