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高良健吾がぶっちゃけ告白「楽しくない毎日だった」

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これまでの役者人生を振り返った高良健吾
これまでの役者人生を振り返った高良健吾

 俳優の高良健吾が12月1日、都内で行われた主演映画『悼む人』の完成報告会見に出席し、これまでの役者人生を「楽しくない毎日」と打ち明け、会場をざわつかせた。この日は共演の石田ゆり子貫地谷しほり椎名桔平大竹しのぶ、原作者の天童荒太堤幸彦監督も登壇した。

【写真】貫地谷しほりが目を潤ませる場面も…

 高良にとって俳優デビュー10周年という節目の来年に公開される本作は、天童が7年の歳月を費やして書き上げた直木賞受賞作を完全映画化。縁もゆかりもない死者を悼む旅を続ける主人公・坂築静人(高良)を軸に、人々が織り成す生と死、愛と憎しみ、罪と許しのドラマを感動的に描いている。

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 「10代後半から20代中盤くらいまで、とにかく死んだり人を殺してしまう役が多くて、なんで人を殺す気持ちとか、自分から死ぬ気持ちとかを考えたり感じなきゃいけないのかと思っていた。役者のせいでつらいこともあった。楽しくない毎日だった」と振り返った高良。節目の年に、これまでとは真逆となる死者を悼む役が回ってきたことに「静人(主人公)がやっていることがふに落ちたので、ずっとこの役を準備してきたのかな」と過去の経験が今回の役につながったと感慨深げな表情を見せた。

高良健吾
映画『悼む人』が完成!

 新聞記者を演じる椎名は、「堤さんとは13年くらい前に初めてご一緒して、夜中に二人で部屋飲みをしていた時に『いつか世に問う真摯(しんし)な作品を一緒にやろう』と話した」と明かし、「それがこの作品なんだろうなと実感がある」としみじみ。

 大竹はバラエティー番組で堤監督と仕事をしたことがあるそうだが、映画で一緒に仕事をするのは今回が初めて。原作のファンでもあり、オファーを二つ返事で受けたといい、高良の悼む姿が「すごく美しい」と大絶賛。貫地谷も「関わった人たちの熱量をすごく感じる作品に出られて本当に幸せ」と言うと、その言葉以上に思うところがあったのか、最後は「こういう場でうまくしゃべれなくて、今もいろんな話を聞いていて、感情が先走って言葉が足りなくて」と目を潤ませる場面もあった。(取材・文:鶴見菜美子)

映画『悼む人』は2015年2月14日より全国公開

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