大沢たかお&石原さとみ、ケニアロケ敢行!さだ名曲映画化に真木よう子ら豪華キャスト
俳優の大沢たかお主演で、さだまさしの名曲を映画化する『風に立つライオン』に、女優の石原さとみと真木よう子が出演することが明らかになった。三池崇史監督の下、アフリカはケニアにおけるロケがスタートしており、大沢と石原も現地での撮影に挑んでいる。
原作は、アフリカで巡回医療に携わる青年医師が、日本に残した恋人に宛てた手紙という形をとった楽曲。実在の医師・柴田紘一郎氏のエピソードにインスパイアされたさだが1987年に発表した曲で、『解夏』(2004)、『眉山‐びざん‐』(2007)など、さだ原作の映画に出演している大沢が小説化・映画化を熱望したことでプロジェクトが始動した。
大沢が演じるのは、恋人への思いを胸にケニアの過酷な医療環境の中で患者たちと向き合う医師・島田航一郎。島田が日本に残してきた恋人・秋島貴子を真木が、ケニアの現場で航一郎を支える看護師・草野和歌子を石原が演じる。
作品の主な舞台となるケニアでの1か月にわたるロケは、11月中旬にスタート。かつて「風に立つライオン」を聴いてケニアを訪問したという大沢は、連日ハードな撮影をこなしながらも、歌から小説、そして映画撮影に至るこれまでの過程に「なにかに守られているというか、なにかに後押しされているような、そんな風に感じています」と感慨深げ。撮影では現地のマサイ族とも共演するといい、「自分の表情も含めて自然と出て来る空気みたいなものを大切にして、あまり作り込んだ感じにはせずに自然にできたらいいなと思います」と展望を明かす。
一方の石原は、ケニアロケについて「景色も人も空気も言葉も文化も違うこの場所で、映画の完成を目指し、笑いながら三池監督と大沢たかおさんの人柄と熱意に安心と勇気をもらいながら撮影しております」とコメント。撮影への不安はみじんも感じさせず「全力で無事故で最後まで撮影頑張りたいと思います」と語っている。
本作にはその他、鈴木亮平、萩原聖人、石橋蓮司など実力派俳優陣が出演。感動の人間ドラマをより一層盛り上げる。(編集部・入倉功一)
映画『風に立つライオン』は2015年3月14日より全国東宝系にて公開