安達祐実、再婚後初の公の場 母としても充実誓う!
11月13日に写真家の桑島智輝氏との再婚を発表した女優・安達祐実が29日、テアトル新宿で行われた映画『花宵道中』大ヒット御礼イベントに、豊島圭介監督と出席した。再婚後初の公の場となった安達は、豊島監督から「おめでとう」と花束を渡され「ありがとうございます」と幸せそうな笑顔を見せた。
本作について「芸能生活30年、区切りの年だからやらせていただいた作品ですが、集大成ではなく、この作品からスタートです」と力強く語った安達。映画公開と時を同じくして再婚を発表したが「『花宵道中』を送り出さないと結婚できないなという気持がありました」と心境を語ると、写真撮影では左手薬指の指輪を恥ずかしそうに披露するなど、終始にこやかな表情を見せていた。
安達にとって、約20年ぶりの主演映画となった本作。公開後の反響は気になっているようで、ネットなどで感想を検索しているといい、「厳しい意見もありますが、わたしたちが伝えたいと思っていることをわかってくださる方もいてくれているのがうれしい」と心境を吐露。
そんな安達について豊島監督は「素晴らしい女優さんということはわかっていましたが、この作品では上手すぎる芝居は求めていないので“下手に演じてください”とお願いしたんです」と撮影を振り返る。安達は「これまで上手に芝居をしたいと思って30年間頑張ってきたので“下手にやれ”というのは戸惑いました」と胸の内を明かしたが、最終的には監督の意図することがわかり、自分でも納得できる演技ができたと胸を張った。
新しい伴侶を得たが、今後の人生について安達は「母親としても充実させていかないと何か欠けていると感じてしまうので、母として、そして女優として突き進んでいきたいです」と抱負を語っていた。
本作は、R-18文学賞を受賞した宮木あや子の同名小説の実写映画化。人気女郎・朝霧(安達祐実)が、一人の青年と出会うことによって許されぬ恋へと身を投じていく姿を描く。(磯部正和)
映画『花宵道中』は全国公開中