石原さとみ、菅原文太さんの死に悲痛…「成長した姿で再会したかった」
女優の石原さとみが、デビュー作『わたしのグランパ』で共演した菅原文太さんの訃報を受け、「成長した姿で再会したかった」と悲痛な胸の内を明かした。
デビュー作で共演した菅原さんについて石原は、「芝居を全く知らないわたしに菅原さんはとても温かく接して下さいました」と切り出すと、「いつまでもそのままの君でいなさい。と撮影終わりに声を掛けてくれたことを鮮明に覚えています」と大先輩からの優しいアドバイスを懐かしんだ。
また、同作で菅原さん演じるグランパの孫役を務めた石原は、グランパの死を知って涙するシーンで最初はなかなか泣く演技ができなかったことを告白。しかし、「メイクさんに今まで優しく接してくれた菅原さんが本当にいなくなったと思えばいいんじゃない? と言われ、すぐに泣けたことを覚えています」と涙を流すことができたのは、役柄同様に菅原さんを慕っていたためであると振り返った。
最後に石原は、「あの、柔らかい笑顔とジーンとする声のグランパにもう会えないと思うと本当に悲しいです。成長した姿で再会したかった」と悲痛な思いを打ち明け、「心からご冥福をお祈り申し上げます」とその死を惜しんだ。
菅原さんは11月28日、転移性肝がんによる肝不全のため都内の病院で亡くなった。享年81歳。30日には福岡県・太宰府天満宮祖霊殿で、家族葬が執り行われた。(編集部・吉田唯)