坂上忍、文太さんを死を悼む「わたしの財産がひとつ逝ってしまった」
俳優・タレントの坂上忍(47)が2日、菅原文太さんの訃報を受け、ブログを更新。「また、わたしの財産がひとつ逝ってしまいました」と名優の死を悼んだ。
二人は1984年にTBSのドラマ「中卒・東大一直線 もう高校はいらない!」で共演。当時、映画俳優の菅原さんがテレビドラマに出演することに衝撃を受けたという坂上は、「ですが、文太さんはテレビドラマの現場でも、映画人でございました」と切り出すと、「入り時間に、スタジオに入る。が、なかなか始まらない。文太さんが、プロデューサー&ディレクターさんとミーティングするのです。納得いくまで、楽屋から出てこない。だいたい、30分~1時間は当たり前でした」と撮影現場の様子を述懐。
そんな菅原さんについて当時まだ16、7歳だった坂上は「そんなもん、事前にやっとけよ」と思ったというが、「それが、わたしもこの年齢になると……。わかるような、気がする」といい、「お金や、地位を目当てに仕事をしている方では、ありませんでした。【納得】がないと、働かない方だったとおもわれます。文太さんといえば……【仁義なき戦い】。ですが……【仁義なきお仕事】は、しなかった方だったんじゃないかな~」と菅原さんの仕事に対する姿勢に尊敬のまなざしを向けた。
最後に坂上は「わたしの財産は、そんな方々と……。少しの間でも、ガッツリと仕事をさせて頂いたこと。また、わたしの財産がひとつ逝ってしまいました。心より、ご冥福をお祈り申し上げます」と結んでいる。(編集部・中山雄一朗)