「ムーミン」犬役声優に木村カエラ!イメージソングも書き下ろし!
歌手の木村カエラが、母国フィンランドで製作された初めての長編手描きアニメーション『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』の犬ピンプル役で長編アニメ映画の声優に初挑戦し、イメージソングも書き下ろしたことが明らかになった。
【動画】予告編第1弾! 『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』
木村が演じるピンプルは、ムーミンたちがバカンス先で出会う猫しか愛せないというコンプレックスを持ったちょっと変わった犬。子供の頃からムーミンが大好きだったという木村は、「予想以上に楽しかった」と興奮し、「自分じゃないキャラクターになれる開放感というか快感がありました(笑)。言葉だけで、ここまで抑揚をつけて感情的に話すことはないので、大げさに演じる感じが面白かったです。やっぱり、サウンドやリズムのあるレコーディングとは違いますね」と初めてのチャレンジを振り返った。
また、「犬が本能にかえるというか、犬らしく振る舞うシーンがあるんですが、そこはどうしよう! と思いました。人生初の経験だったのでドキドキしました(笑)。でも、1発OKだったのでよかったです」と充実感をのぞかせている。
ムーミンをイメージして書き下ろした新曲「eye」(12月17日リリース、ニューアルバム「MIETA」収録)については「もともとのアニメの主題歌だった『夢の世界へ』という曲がすごくステキで、その美しさや歌詞の深さが大好きだったんです。なので、今回この曲からイメージを受けて作っていきました。切なくて、きれいな曲になるようにって」と明かした木村。
映画を観て、ムーミンがガールフレンドのフローレンに言う「まるで裸みたいじゃないか」というセリフが印象に残ったそうで、「ふざけているのか? と思いつつ、普段のムーミン谷でも裸のはずの彼女に対して、都会の南の海に行ったときにだけそう言うのって、見え方が変わっちゃっているんだなって。きっと、本当に大事なことは目で見ているんじゃなくて、心の目で見ている、ということなのかなと。自分なりの解釈でもあるんですけど、そこから歌詞を広げていったりもしました」と創作の裏側も語った。
原作者トーベ・ヤンソンの生誕100周年を記念した本作。ムーミン谷を抜け出し、南の海へとバカンスにやってきたムーミン一家の冒険と絆が試される危機を描いている。(編集部・小松芙未)
『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』は2015年2月13日より全国公開