賞レースは『6才のボクが、大人になるまで。』がリード?LA批評家協会賞で作品賞!
アカデミー賞の前哨戦として注目されるロサンゼルス映画批評家協会賞が現地時間7日に発表され、映画『6才のボクが、大人になるまで。』が作品賞をはじめ、監督賞、主演女優賞、編集賞を獲得した。
『ビフォア』シリーズのリチャード・リンクレイターが、6歳の少年とその家族の12年にわたる軌跡をつづった本作。主人公をはじめとした主要人物を、同じ俳優が12年間にわたって演じた手法も大きな話題を呼んだ。
各方面で高い評価を得ており、第81回ニューヨーク映画批評家協会賞では作品賞、監督賞、助演女優賞の3部門を獲得。ボストン映画批評家協会賞でも作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、アンサンブル演技賞の5部門と、最多受賞の快挙を成し遂げた。またニューヨーク映画批評家オンライン賞ではトップ10作品に選ばれたほか、作品賞、監督賞、助演女優賞を受賞し、英国インディペンデント映画賞でも外国語映画賞を獲得するなど、賞レースの前半戦において、大きなリードを奪った形だ。
2014年のロサンゼルス映画批評家協会賞の主な受賞作品、受賞者は下記の通り。(編集部・入倉功一)
作品賞
『6才のボクが、大人になるまで。』
2位 『グランド・ブダペスト・ホテル』
監督賞
リチャード・リンクレイター 『6才のボクが、大人になるまで。』
2位 ウェス・アンダーソン 『グランド・ブダペスト・ホテル』
主演男優賞
トム・ハーディ 『ロック(原題) / Locke』
2位 マイケル・キートン 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
主演女優賞
パトリシア・アークエット『6才のボクが、大人になるまで。』
2位 ジュリアン・ムーア 『スティル・アリス(原題) / Still Alice』
助演男優賞
J・K・シモンズ 『ウィップラッシュ(原題) / Whiplash』
2位 エドワード・ノートン 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
助演女優賞
アガタ・クレシャ 『イーダ』
2位 レネ・ルッソ 『ナイトクローラー(原題) / Nightcrawler』
脚本賞
ウェス・アンダーソン 『グランド・ブダペスト・ホテル』
2位 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、ニコラス・ヒアコボーネ、アレクサンダー・ディネラリス・Jr 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
アニメ賞
『かぐや姫の物語』
2位 『LEGO(R)ムービー』
ほか
映画『6才のボクが、大人になるまで。』は全国公開中