『ホビット』タウリエル役女優が三角関係を語る!実際に選ぶならレゴラスよりキーリ!
映画『ホビット』シリーズでエルフのレゴラス(オーランド・ブルーム)&ドワーフのキーリ(エイダン・ターナー)と微妙な三角関係を繰り広げるタウリエルを演じたエヴァンジェリン・リリーが、実際に選ぶなら「間違いなくキーリ」と断言した。タウリエルは強く美しい女性のエルフで、J・R・R・トールキンの“中つ国”を舞台にした原作シリーズには登場しない唯一の映画オリジナルキャラだ。
エヴァンジェリンは完結編『ホビット 決戦のゆくえ』で描かれるタウリエルの物語について、「彼女が本当はどんな気持ちを抱いているのか、それを観客に理解してもらえるようになって、クライマックスのアクションへとつながっていく」と説明。「この3作目では、わたしが演じるドラマチックな題材があるの。そのことは本当に刺激的だった。トールキンの映画の中で誰もがこれほど豊かなストーリーと題材を演じる機会を与えられるわけじゃない。わたしは本当にラッキーだった」と充実感をにじませる。
第2作『ホビット 竜に奪われた王国』からの登場で、シリーズ屈指の人気キャラ・レゴラスから大切に思われる女性を演じたことへの反響はかなり大きかったはずだ。エヴァンジェリンは「正直なところわたしが耳にしたのは……。わたしは悪い評判とか、そういうマイナスなマスコミや人々の反応には耳を貸さないの」と前置きした上で、「わたしが耳にしたのは、人々がそうした三角関係や関わりを気に入ってくれたってこと。映画には必要なことだったって多くの人々が言っていた。登場人物は男ばかりでとても重たい感じだから、気持ちを上げてくれるような軽い、優美な感じのものが必要だったって」とファンからの歓迎の言葉を喜んだ。
また、実際にレゴラスとキーリから思いを寄せられたとしたら、「個人的にメトロセクシャル(美意識の高い都会風な男性)な中性的な男性はあまりタイプじゃない」という理由で、「間違いなくキーリを選ぶわね!」とのこと。役柄と違ってオーランド自身は「ふざけることが好きな人」だと明かし、「彼は『ロード・オブ・ザ・リング』の伝統ともいえる、青春まっただ中みたいなブリティッシュボーイズの小さなグループからやって来た人。彼らはいつでもふざけ合っていろんな冗談を飛ばしているわけ。そうした空気や遊び心はオーランドが撮影所に持ち込んだものよ」と楽しげに振り返っていた。(編集部・市川遥)
映画『ホビット 決戦のゆくえ』は12月13日より全国公開