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実写版「パトレイバー」でもタッグ!押井守×川井憲次の名コンビがお互いをベタ褒め

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押井守監督と川井憲次
押井守監督と川井憲次

 押井守監督がホストを務める『THE NEXT GENERATION パトレイバー/第6章』公開記念トークイベント「マモルの部屋」が9日、新宿ピカデリーで行われ、音楽を担当する川井憲次がゲストとして出席した。

映画『THE NEXT GENERATION パトレイバー/第7章』場面写真

 1987年の実写映画『紅い眼鏡』以来、川井の音楽は押井作品に欠かせない要素となっている。その関係について押井監督は「(1987年のビデオ作品)『トワイライトQ』のときは、川井君の家にこもって、ほぼ白紙の状態から一つずつ音を出しながら、この音は合うかなどと言いながら一緒に作り上げた。そういう付き合い方をしてくれる音楽家は初めてだった」とコメント。さらに、コンビが長続きしている秘訣(ひけつ)を「温泉、卓球、マージャン、酒……。昔はよく一緒に遊んでいたから。遊んでいるうちに、伝えにくいニュアンスにも共通の言葉ができてきた」と解説する。

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長年のコンビ! 押井守監督と川井憲次

 仕事の依頼についても「川井君は忙しいのでめったに会えない。確実に会えるのはマージャンをときだけだから、そのときに」と笑う押井監督。「二人とも冗談やバカなことが好きなところは似ている。一緒に遊んでいるときは、わりとしょうもないですよ。まあ、お互いさまですけどね」と言いながら、「でもなぜか作る曲は違う。かっこよくてバシバシ決まっているんですよ。音楽でずいぶん救われるんですから、映画監督にとってこんなに助かる人はいない」としみじみ。

 さらに「ヨーロッパでは僕よりも有名だから、ケンジカワイとはケンカをするなと言われる。あんたと彼はセットだから、他の音楽を使っちゃだめだってね」と語ると、「川井憲次には長生きしてほしい。この人がいなくなったら困る」とその称賛はとどまるところを知らない。

 また一方の川井も「押井さんとの仕事は面白いですよ。いろいろと実験させてくれますからね」と押井との仕事を満喫している様子。現在は来年公開予定の劇場版『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』の音楽を制作中とのことで、「今は半分くらいしかできていなくて、大変ヤバい状態です。帰ってからやりたいと思います」と気を引き締めていた。(取材・文:壬生智裕)

『THE NEXT GENERATION パトレイバー/第6章』は新宿ピカデリーほかにて公開中

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