故・杉浦日向子の漫画「合葬」が実写映画化!柳楽優弥・瀬戸康史が主演
2005年に46歳で亡くなった漫画家・杉浦日向子さんの「合葬」が、柳楽優弥と瀬戸康史の主演で実写映画化され、来秋公開されることがわかった。江戸風俗研究家としても活躍した杉浦さんの作品が映画化されるのは没後10年にして初めて。
伝説の漫画雑誌「月刊漫画ガロ」に連載され、日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した名作「合葬」は、幕府の解体に反対し最後まで戦った彰義隊に入った3人の若者の数奇な運命を描いた歴史ロマン。NHK連続テレビ小説「カーネーション」や映画『天然コケッコー』などを手掛けた人気脚本家・渡辺あやが脚本を担当し、渡辺が新進気鋭の逸材と評する小林達夫がメガホンを取った。
クールながら熱い忠誠心を持つ秋津極にふんした柳楽は、「日本の伝統、日本らしさというのは忘れてはいけないんだと作品を通して思いました。粋な人生を生き抜いた『極』という役を演じることができて幸せでした」と振り返り、吉森柾之助役の瀬戸は「杉浦日向子さんの作品は、“萌え”と“燃え”が共存した不思議な世界へ僕達を連れて行ってくれる」とコメント。二人の幼なじみ福原悌二郎をドラマ「すべてがFになる」(フジテレビ系)などの岡山天音が演じている。(編集部・小松芙未)
映画『合葬』は2015年秋全国公開