『臍帯』がハリウッドリメイク!
日本映画『臍帯』が、ハリウッドリメイクされることがわかった。ハリウッド版の仮題は『バースライト(原題) / Birthright』。映画『アバウト・ア・ボーイ』のクリス&ポール・ワイツがメガホンを取ると、Varietyは伝えている。
オリジナル版は橋本直樹が製作・脚本・監督を務めた、2010年製作、2012年公開のサスペンス映画。見知らぬ若い女性を家庭に招き入れた母親が、その若い女性が自分が出産後に捨てた娘かもしれないと気付くというストーリーである。2010年の第23回東京国際映画祭では日本映画・ある視点部門に出品され、2011年の第14回上海国際映画祭ではアジアン・ニュー・タレント・アワードのコンペティション部門で審査員特別賞を獲得している。
ハリウッド版でもエクゼクティブ・プロデューサーとして製作に携わる橋本は、「『臍帯』という映画にビジネスを感じてくれる方々がいることはうれしい驚きでした。自分は“コンテンツ”といわれるような作品を作ったつもりはありませんでしたが、“文化をビジネスにしていくこと”は、ずっと願っていたことでもありました」とコメント。「ハリウッドリメイク作品も、全力で創作していきたいと思います」と意気込みを語った。
リメイク作の脚本を務めるのは、2012年にNetflixで高い評価を得たホラー映画『エントランス(原題) / Entrance』のダラス・ハラムとパトリック・ホーヴァス。キャストや公開日はまだ発表されていない。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)