妻夫木聡&亀梨和也、高円宮妃殿下に感激しきり
高円宮妃殿下が16日、品川プリンスホテルで行われた映画『バンクーバーの朝日』試写会に臨席された。本作で主演を務めた妻夫木聡をはじめ、亀梨和也(KAT-TUN)、石井裕也監督は、同じ空間で本作を鑑賞できたことに感激しきりの様子を見せた。
高円宮妃殿下は、高円宮殿下と共に長年カナダと親交を温められ、日加協会の名誉総裁をお務めになっており、スポーツにもご精通されていることから、本試写会が執り行われることになった。
高円宮妃殿下の隣で本作を鑑賞した妻夫木は、「スポーツにお詳しい方なので、野球のこととバンクーバーに焦点を当てて描いたことに喜んでいらっしゃいました」と伝え、「隣で反応が気になっていたんですが、いっぱい笑ってくださったのはうれしかった」と振り返った。また、高円宮妃殿下の移民、カナダ、野球などについての豊富な知識に圧倒された様子で、「最初から僕たちが妃殿下に取材させてもらった方が早かったんじゃないかとみんなで言っていた」と打ち明けた。
亀梨も「細かい描写まで見てくださった」と感動にひたった。また、高円宮妃殿下にとって亀梨はスポーツキャスターのイメージが強いようで、亀梨は「『(ギャップが)良かったです』と一言目にいただきました」と笑顔で報告。さらに、亀梨は10年以上前に出演した舞台を鑑賞された高円宮妃殿下と一度対面しており、昨晩は「もしかして覚えていないかも」と思ったりもしたそうだが、高円宮妃殿下がはっきり覚えていてくれたことに感激していた。
本作では広大なオープンセットも見どころとなっており、石井監督は「オープンセットについて褒めてくださいました」と顔をほころばせ、「非常に光栄ですし、隣で観させてもらってすごく思い出になりました」と喜びをかみ締めた。
本作は、戦前のカナダ・バンクーバーを舞台に、実在した日系移民野球チームの栄光と奇跡の物語を描いた感動作。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『バンクーバーの朝日』は12月20日より全国公開