アン・ハサウェイ主演&初プロデュース作『ブルックリンの恋人たち』3月公開
アン・ハサウェイが主演&初プロデュースを務めた映画『Song One』の邦題が『ブルックリンの恋人たち』に決まり、2015年3月13日より日本公開されることがわかった。本作で監督デビューを果たしたのは、アンが主演した『プラダを着た悪魔』(2006)で監督アシスタントを務めていたケイト・バーカー=フロイランド。ニューヨーク・ブルックリンを舞台に、音楽を通して出会った男女の姿を甘く切なく描いたラブストーリーが誕生した。
アンがふんしたのは、弟ヘンリー(ベン・ローゼンフィールド)が交通事故で昏睡状態に陥ったため、家族が暮らすニューヨークへ戻ってきたフラニー。ヘンリーが大学を辞めてミュージシャンになることに反対して疎遠になっていたフラニーは、弟のことを何も知らないでいたことを悔やみ、彼がバイトをしていたギター店、ライブハウスなどをたどっていく。ある日、ライブハウスで彼が憧れるミュージシャンのジェームス(ジョニー・フリン)と出会い、音楽を通して互いに惹(ひ)かれ合っていくが……。
アンはプロデュースを手掛けることになった経緯について「もともと製作に興味があったのですが、ジョナサン・デミ(『レイチェルの結婚』監督/製作)にそのことを打ち明けたんです。その時彼がちょうど手掛けようとしていたこの脚本をこっそり見せてくれて、このラブストーリーとわたしを引き会わせてくれたんです」と説明。
「脚本はとても美しくて、すぐに夢中になりましたし、音楽を書き下ろしてくれるのにぴったりなミュージシャンも、きっと見つけ出せるって思いました。この作品こそ、わたしが本当にやりたいことなんだって確信しました」と熱い思いを語っている。美しいブルックリンの街並みと共に、アンが『レ・ミゼラブル』に続いて披露しているかれんな歌声にも注目したい。(編集部・市川遥)
映画『ブルックリンの恋人たち』は2015年3月13日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開