シシド・カフカ、映画初出演でゾンビに!品川ヒロシ新作『Zアイランド』
歌手でドラマーのシシド・カフカが、品川ヒロシ監督最新作『Zアイランド』(来年5月公開)で、映画初出演することが明らかになった。謎の感染病がまん延する島唯一の診療所で働く看護師で、後にゾンビと化してしまう直美を演じるシシドは、「ミュージシャンの方も多い現場だったので、そういった意味で同じ空気感を持った人と接しながらできたというのがありがたかったなと思います」と銀幕デビューを振り返った。
芸能生活30周年を迎えた哀川翔が主演を務める本作は、組同士の抗争に敗れたヤクザの組長が10年の歳月を経て、せきと高熱にうなされる謎の感染病が広がるとある島で、かつてのライバルたちと再び対峙(たいじ)し、想定外のバトルを繰り広げることになるアクション・エンターテインメント。
現在放送中のドラマ「ファーストクラス」(フジテレビ系)での“悪女”役も話題のシシドだが、それよりも前に本作へのオファーを受けていたといい、「なんでだろう!? っていう感じでした(笑)。PVくらいでしか小芝居みたいなこともしていないので、どういった経緯でお話を頂いたのかはわからないのですが、すごくわかりやすく指導してくださいました」と撮影を述懐した。
一方、シシドの演技について品川監督は「カフカさんは映画をやるのが初めてと聞いていたので、大丈夫かな……って心配していましたが、本読みから『うまっ!』って声が出るほどうまい! 脚本のイメージとぴったりで驚きでした」と太鼓判。二宮直彦プロデューサーも「監督とシシドさんのPVを拝見して、日本人離れしたクールなたたずまいにヤラれてお願いしました」と起用理由を明かし、「実は脚本上では、直美役にそこまで存在感を感じなかったのですが、シシドさんの存在感が直美役を大きくしたように感じました」と語っている。
また、このたびシシドの出演と併せて、直美の元カレで島唯一の医者・しげる役で風間俊介、しげるの幼なじみの警官・白川役で窪塚洋介、レゲエを愛する島の漁師・作田役で映画初出演となるラッパーの般若、宮川大輔ふんするヤクザの愛人・恵役で『共喰い』の篠原ゆき子が出演することも発表された。(編集部・中山雄一朗)
映画『Zアイランド』は2015年5月16日より全国公開