ナタリー・ポートマン『スター・ウォーズ』出演でキャリアが終わりかけていた
女優のナタリー・ポートマンが、映画『スター・ウォーズ』の新3部作への出演によって、キャリアを潰されかけていたことを明かした。
映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』フォトギャラリー
ナタリーは1999年公開の『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』を皮切りに、アミダラ王女役で3部作に出演。作品自体は空前のヒットを記録したが、その後、彼女を自分の作品に起用したがる監督がいなくなってしまったという。
そんなナタリーを手助けしたのが、2004年の『クローサー』でナタリーとタッグを組み、今年11月に亡くなった、『卒業』の名匠マイク・ニコルズ監督。New York Magazineに掲載された、ニコルズ監督の追悼企画でナタリーは、監督が演出を手掛けた2001年の舞台「かもめ」に出演したころを振り返り「『スター・ウォーズ』に出演した後、みんながわたしのことをひどい女優だと思っていたわ」と証言。
「わたしは過去10年で最も稼いだ映画に出演した女優で、そんなわたしと仕事をしたがる監督はどこにもいなかった。そのころニコルズ監督は、アンソニー・ミンゲラ監督に手紙を書いてくれたの。彼女を『コールドマウンテン』に出すべきだ。僕が保証するってね」。その後、ミンゲラ監督は『パリ、ジュテーム』のトム・ティクヴァ監督にナタリーを紹介。さらに『V フォー・ヴェンデッタ』の製作を手掛けたウォシャウスキー姉弟へと仕事の輪が広がった。ナタリーは「ニコルズ監督はわたしを救ってくれたわ」と改めて感謝。その後、彼女は2011年の『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞している。(編集部・入倉功一)