リドリー・スコット監督、新作SFの脚本を宇宙に送っていた
リドリー・スコット監督が、新作SF映画『ザ・マーシャン(原題) / The Martian』の脚本の表紙を、ロケットに乗せて宇宙に送っていたことがわかった。Empireなどが報じた。
本作は、作家アンディ・ウィアーによる同名小説(日本語タイトルは「火星の人」)の映画化作品。クルーと共に火星に着陸した宇宙飛行士マークが事故に遭い、火星に置き去りにされてしまうというストーリーである。主演はマット・デイモン。その他のキャストには、ショーン・ビーン、ジェシカ・チャステイン、クリステン・ウィグ、ジェフ・ダニエルズ、キウェテル・イジョフォーなどが決まっている。
監督がスケッチした主人公の絵が描かれた脚本の表紙は、12月5日に発射されたNASAのOrion宇宙船に乗せられていたとのこと。この宇宙船は将来的に火星に人を運ぶことを目指しており、今回はそのテストフライトだったという。「この映画は、サイエンスとスペーストラベルに情熱を持つ人々を描いた映画です。脚本が宇宙に飛び立ったのは、わたしたちにとって素晴らしい瞬間でした」と本作のプロデューサー、アディチャ・スードはコメントしている。
『ザ・マーシャン(原題)』は、2015年11月に全米公開予定。(宮本裕人)