「花燃ゆ」井上真央、低視聴率スタートも真心を尽くすと決意
女優の井上真央が8日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた大河ドラマ「花燃ゆ」の取材会に出席した。司会者から突然書き初めを披露するように促された井上は、「え~、何を書けばいいんですか?」と困惑するも、報道陣から「結婚!」の声が飛ぶと笑顔でかわし、「真心を尽くす」としたためた。
4日に放送された初回の視聴率が大河史上3番目の低さとなった「花燃ゆ」。井上は「1年間まだまだ撮影があります。いろいろなお声がわたしたちに届きながら撮影をしていかなければならないので、大変かと思いますが、真心を尽くせば人の心は必ず動かせるということをモットーにして、最後まで頑張っていきたい」と決意を表した。
翌9日は井上の28歳の誕生日。共演の東出昌大や檀ふみ、長塚京三、奥田瑛二、原田泰造、久保田磨希、森永悠希にバースデーケーキで祝福されると、「こうして家族に祝っていただけてうれしい」と満面の笑みを見せ、「気分的にまだ22歳くらいのつもり。アラサーという響きに自分でもびっくりしています」と心境を明かした。
そして、「この28歳という年は、大河での日々が占めると思うので、きっと自分にとって忘れられない1年になると思っています。この時にしか出会えない人たちとたくさん話をして、たくさん自分の中で吸収して、いい思い出を作っていけたらいいな」としみじみ語った。
「花燃ゆ」は、幕末の長州藩士・吉田松陰の妹・文(井上)を主人公に、激動の長州藩の運命に翻弄(ほんろう)されながらも、新しい時代へと松陰の志を引き継いだ女性の生涯を描いた歴史ドラマ。(取材・文:鶴見菜美子)
大河ドラマ「花燃ゆ」は毎週日曜午後8時からNHK総合ほか放送中