『ホビット』完結編がV3!
全米ボックスオフィス考
先週末(1月2日~1月4日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、3部作の完結編となる『ホビット 決戦のゆくえ』が興行収入2,173万2,090ドル(約26億785万800円)を記録し3週連続となる首位に輝いた。(数字はBox Office Mojo調べ、1ドル120円計算)
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『ホビット 決戦のゆくえ』の4日までの累計興収は2億2,060万2,017ドル(約264億7,224万2,040円)となり、最終興収は第1部『ホビット 思いがけない冒険』(最終興収3億300万3,568ドル・約363億6,042万8,160円)には及ばないものの、第2部『ホビット 竜に奪われた王国』(最終興収2億5,836万6,855ドル・約310億402万2,600円)を上回る2億7,000万ドル(約324億円)弱程度になる見込みだ。
英国ゴシックホラー『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』の40年後を舞台にした続編『ザ・ウーマン・イン・ブラック2:エンジェル・オブ・デス(原題) / The Woman in Black 2: Angel of Death』は興収1,502万7,415ドル(約18億328万9,800円)で4位デビュー。第2次世界大戦のためロンドンから田舎町に疎開してきた子どもたちが、イールマーシュの館の悪霊を呼び覚ます。ダニエル・ラドクリフが主演した前作のオープニング興収2,087万4,072ドル(約25億488万8,640円)と比べると少々物足りない結果になった。
このほか、ジェシカ・チャステインが第72回ゴールデン・グローブ賞助演女優賞にノミネートされたことでも話題の『ア・モスト・バイオレント・イヤー(原題) / A Most Violent Year』が4館で限定公開され33位に初登場した。監督・脚本は『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』のJ・C・チャンダーで、ニューヨーク史上最も危険な年とされる1981年を舞台に、移民の男(オスカー・アイザック)がビジネスを拡大するために犯罪に手を染めたことで、築き上げたものや家族に危険が及び始めるさまを描いたクライムドラマだ。
今週末はリーアム・ニーソン主演の人気アクションシリーズ最終章『96時間/レクイエム』が公開される。(編集部・市川遥)
1月2日~1月4日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『ホビット 決戦のゆくえ』
2(2)『イントゥ・ザ・ウッズ』
3(3)『アンブロークン(原題) / Unbroken』
4(初)『ザ・ウーマン・イン・ブラック2:エンジェル・オブ・デス(原題) / The Woman in Black 2: Angel of Death』
5(4)『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』
6(5)『ANNIE/アニー』
7(8)『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
8(6)『ハンガー・ゲーム:モッキングジェイPart1(原題)』
9(7)『ザ・ギャンブラー(原題) / The Gambler』
10(11)『ベイマックス』