“金正恩暗殺”映画、ソニーの歴代オンライン最大ヒット作に イギリス公開も決定
昨年12月24日(現地時間)から、アメリカおよびカナダのみでインターネット公開をスタートさせた映画『ジ・インタビュー(原題) / The Interview』が、総視聴回数430万回・総売り上げ金額3,100万ドル(約37億2,000万円・1ドル120円計算)を超え、米ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの歴代オンライン作品の中で最もヒットした作品となった。同社が発表した。
本作はセス・ローゲンとジェームズ・フランコが出演し、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺を描いたブラックコメディー。昨年11月下旬にハッカー集団からサイバー攻撃を受けた米ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントは、映画館にテロ攻撃を行うと予告を受け、昨年12月17日(現地時間)に公開中止を発表。しかし、その後公開に向けて再アプローチを行い、12月25日より331館の劇場でアメリカ公開された。
オンライン作品としては大成功を収めた本作だが、ネット公開されるやいなや2日で150万回以上も違法ダウンロードされることに。その影響もあってか、劇場の興行収入は初週(12月26日~12月28日)1,794,666ドル(約2億1,535万9,920円)で、全米ボックスオフィスランキング初登場16位。また1月5日までの興収は506万4,924ドル(約6億779万880円)と、興行収入はあまり振るわなかったようだ。(数字はBox Office Mojo調べ)
今のところ、上映劇場にテロ被害はない様子。さらにEmpireによると、2月6日にイギリス公開されることも決定したという。日本公開はビデオリリース含め、今のところ未定。(編集部・井本早紀)