中村蒼がテレビ男に！イケメン封印のかぶり物で新境地！

　俳優の中村蒼が、新作主演映画『春子超常現象研究所』で、ある日突然、心と体を持ってしまった“テレビ男”という前代未聞の役どころに挑戦していることが明らかになった。まさかのテレビ役への挑戦に、中村は「まさかこの世界に入ってテレビを演じるとは思ってもいませんでした。こんな役はきっと今後ないだろうから楽しんでやりました」とコメントしている。

　本作は、中村ふんするテレビ男とヒロインの春子、そして、彼らを取り巻く個性あふれるキャラクターが巻き起こす騒動を描いた異色コメディー。中村は正統派のイケメンフェイスを封印し、バラエティー番組さながらのかぶり物でテレビ男に変身。春子となりゆきで同棲し、ヒモと化してしまう情けないキャラクターをコミカルに演じる。

　メガホンを取るのは、映画『さまよう小指』で「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014」オフシアター・コンペティション部門グランプリに輝いた竹葉リサ監督。奇想天外な設定の内容に中村は「色んな展開が起こるハチャメチャな映画です」と語りつつ「でもこれを観て物に対する気持ちが少しでも変わってくれたら嬉しいです」と自信をのぞかせている。

　そんな中村の起用について竹葉監督は「下手をするとコントになる、そんな難しい役所。実力派でないと演じきれない、と思いオファーさせていただきました」と説明。「桁外れの感受性が無いと、テレビの役作りなんて出来ない。中村蒼さんの想像を絶する役作りと、天賦の才能に震える～っ」とその才能に太鼓判を押している。

　ヒロインの春子を演じるのは、女性ファッション誌「non-no」の専属モデルを経て、現在トップモデル、女優として活躍する野崎萌香。そのほか、青木さやか、ブラザートム、池田鉄洋、斎藤工、高橋由美子、小日向文世と、個性的な実力派俳優が集結。彼らのアンサンブルに加え、ドラマ「アリスの棘」「なぞの転校生」への出演など、昨年も大活躍を見せた中村が見せる新境地に期待が高まる。（編集部・入倉功一）