安倍首相が全面バックアップ!日本・トルコ合作映画の主演に内野聖陽
安倍晋三首相による全面バックアップのもと、日本とトルコ合作で製作される映画『海難1890』(読み:かいなんいちはちきゅうぜろ)の主演を、俳優の内野聖陽が務めることが明らかになった。ヒロインは、女優の忽那汐里が務める。
昨年1月に行われた東映のラインナップ発表会で『エルトゥールル』という仮題で製作が発表されていた本作は、1890年に和歌山県串本町の沖合で、トルコ使節団の乗った軍艦が遭難した「エルトゥールル号遭難事件」を題材に、友好125周年を迎える日本とトルコ両国の歴史の裏に隠された知られざる物語を描く作品。
同月にトルコのエルドアン首相(現大統領)が日本で安倍首相と会談した際、合作映画として両国で協力することになり、今年3月に発起予定の「『海難1890』を成功させる会」最高顧問には安倍首相が就任するなど、国家級のプロジェクトとして製作が進められている。
エルトゥールル号船員の介抱・治療に奔走する医師を演じる内野は、「日本とトルコ、東の果てと西の果ての国が、ある事件をきっかけに友情を築くことができたという事実。この歴史的な実話を映画化することはとても意義のあることだと思います」とコメント。ヒロイン役の忽那も「長きにわたるトルコとのお互いの助け合いの歴史を、映画を通してお互いに確かめ合う象徴となるような作品ができることを期待しています」と思いを寄せた。
共演は夏川結衣、小澤征悦、笹野高史、竹中直人ら。『利休にたずねよ』などの田中光敏監督がメガホンを取る。2015年12月全国公開。(編集部・中山雄一朗)