ベイマックス「故郷」の花園神社にアカデミー賞受賞を祈願
国内観客動員500万人、興行収入64億円(1月18日時点、配給調べ)を突破したディズニー映画『ベイマックス』の日本語吹き替え版の声優、本城雄太郎(ヒロ役)、浅野真澄(ゴーゴー役)、山根舞(ハニー・レモン役)が、19日、東京・新宿の花園神社で大ヒット御礼&アカデミー賞受賞祈願の参拝を行い、登場キャラクター・ベイマックスの顔のモデルとなった鈴を奉納した。イベントには実物大のベイマックスも登場し、愛嬌(あいきょう)たっぷりな動きを披露した。
本城雄太郎ら『ベイマックス』声優陣がオスカー受賞を祈願!フォトギャラリー
1月15日(現地時間)に発表された第87回アカデミー賞ノミネーションで、長編アニメ賞にノミネートされた『ベイマックス』。受賞となれば、昨年の『アナと雪の女王』に続き、ディズニーアニメが2年連続で栄冠を獲得する。参拝を終えた本城は「アカデミー賞が取れますようにとお祈りしてきました」といい、実物大のベイマックスを見て「あらためて、こんなに大きかったんですね」と驚きの表情。山根は「抱きつきやすそうです」、浅野は「ちゃんとまばたきしているところがかわいい」とベイマックスにすっかり癒やされている様子だった。
製作前のリサーチで来日したドン・ホール監督は、ここ花園神社境内の鈴を見てインスパイアされ、ベイマックスの顔をイメージしたとされているため、ベイマックスにとって自身のルーツとのご対面となった。浅野は「外国の方から見ると、鈴が顔に見えるんですね。確かに目のところはハートマークかも」と笑顔。奉納の鈴を受け取った花園神社宮司・片山文彦さんは、「鈴が顔とは驚きました。日本は八百万(やおよろず)の神といいますので、ベイマックスの神様があってもいい。アカデミー賞も取れるんじゃないでしょうか」と太鼓判を押していた。
本作は、東京とサンフランシスコを融合した架空都市サンフランソウキョウを舞台に、天才少年ヒロが、兄が遺(のこ)した人々の心と体を守るケアロボットのベイマックスと共に悪との戦いに挑むアドベンチャー。この日はドン・ホール&クリス・ウィリアムズ両監督から「これまで宮崎駿さんや日本のアニメにいろいろなインスピレーションをもらってきました。『ベイマックス』にはそのスピリットが反映されていることがわかると思います。日本の皆さんに愛されて、これ以上うれしいことはありません(抜粋)」というコメントも届いていた。(取材/岸田智)
映画『ベイマックス』は公開中