マーティン・スコセッシの撮影現場で1人死亡、2人けがの事故
台湾で撮影が始まるマーティン・スコセッシ監督の新作映画『サイレンス(原題) / Silence』の撮影現場で事故が起こり、台湾人作業員3人が死傷したとE! Newsなどが報じた。
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「マーティン・スコセッシの『サイレンス(原題)』がプレプロダクションに入っている台湾のCMPCスタジオで、本日、残念な事故が起きました」と同映画のスポークスマンは声明で述べている。
それによると、CMPCの野外撮影現場にあった既存の建造物を製作側が危険とみなし、撮影に入る前に安全な状態にしようと、外部の業者を雇って強度を上げることにしたそう。この作業中に屋根が崩落し作業員1名が死亡、2人が頭に傷を負ったり、脚を骨折するなどのけがをしたという。
『サイレンス(原題)』は江戸時代初期のキリシタン弾圧を題材にした、故遠藤周作さんの小説「沈黙」を映画化したもので、師の行方を探して日本にわたった宣教師ロドリゴの苦悩を描く。ロドリゴ役を『アメイジング・スパイダーマン』のアンドリュー・ガーフィールドが務めるほか、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバー、イッセー尾形、浅野忠信など日米実力派俳優が出演する。(澤田理沙)