松坂桃李、「日本映画界をけん引する俳優に」というエールに「頑張ります!」
俳優の松坂桃李が31日、丸の内ピカデリーで行われた映画『マエストロ!』初日舞台あいさつに出席。共演した西田敏行から「日本映画界をけん引するような俳優になってください」という熱いメッセージを贈られると、感激した表情を浮かべ「頑張ります」と力強く飛躍を誓った。
クランクインから約1年8か月を費やして完成した本作。松坂は慣れないバイオリン演奏を“魅せる”ための過酷な訓練の傍ら、座長として作品を引っ張ってきた。そんな松坂に、俳優として尊敬しているという西田から「本当に素晴らしい努力をしていた姿に、胸が締め付けられる思いでした。今26歳、気力・体力がピークを迎えるまで10年あります。日本映画界をけん引するような俳優になってください。応援しています」と熱いエールが贈られた。
西田の言葉を神妙な面持ちで聞いていた松坂は「西田さんにそんな言葉をいただけるなんてビックリしたとともにすごくうれしい。頑張ります」と言葉に力を込めた。さらに、原作者のさそうあきらから松坂が楽器を演奏しているシーンのイラストが贈られると「すごい! うれしいですね」と満面の笑みを見せた。
一方、映画初出演を果たしたシンガー・ソングライターのmiwaは「5年前にアーティストとしてデビューしたとき、CDショップをまわりをして『歌手になったんだな』って実感したのですが、今日、舞台あいさつに立って、映画に出たんだなって改めて感じることができました」と感慨深い表情で語った。
本作は、解散した名門オーケストラを立て直そうとする若手バイオリニストでコンサートマスターの香坂(松坂)と、楽団にやってきた謎の指揮者・天道(西田)らが対立しながらも、大切なものを共有していく姿を描いた作品。この日の舞台あいさつには、古舘寛治、大石吾朗、河井青葉、池田鉄洋、モロ師岡、村杉蝉之介、小林且弥、中村倫也、嶋田久作、小林聖太郎監督も出席した。(磯部正和)
映画『マエストロ!』は公開中