ジョニデはドS!?撮影秘話を『モルデカイ』相棒役が暴露!
映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』にジョニー・デップ演じるチャーリー・モルデカイの相棒役で出演しているポール・ベタニーが、「ジョニーは、僕が危険な状況にいるところを見て、ただ笑いたいんだよ。それが、ジョニーが僕をこの作品に巻き込んだ理由だと思っている」とジョニーにSっ気があることを暴露した。
映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』フォトギャラリー
『ツーリスト』『トランセンデンス』に続き、ジョニーとの共演は3度目となるポール。本作への出演は『トランセンデンス』の撮影中に、小説「チャーリー・モルデカイ」シリーズを読んだことがあるかと、ジョニーがポールに声を掛けてきたことがきっかけ。その翌日、現場に同シリーズの小説が置かれていたことに気付いたポールは小説を一気読みし、ジョニーに「ジョックを演じるかい?」と問われて「ぜひやりたい」と即答したという。
ポールふんするジョックは、運転手でもボディーガードでも何でも務める、モルデカイの頼れる相棒。モルデカイが間違って銃で撃ってしまっても、敵を倒すために立ち上がる屈強すぎる男だ。そんなジョックが火を付けられたり、番犬にかみつかれたりと劇中で散々な目に遭う姿を見て、ジョニーは撮影中笑い転げていたそう。「彼はただ、危険なシーンをもっともっと足していったんだと思うんだ。僕がけがをしている時、笑えるようにね(笑)」と振り返る。また彼もジョニーを笑わせようと奮闘していたといい、「ジョニーみたいにたくさん仕事をしていると、人生(のほとんど)を、トレーラーや映画のセットで過ごすことになる。だから、楽しんだ方がいいんだよ。楽しまないといけないんだ」と語る。
その一方でジョニーの撮影現場での態度は、とても紳士的だとポールは述べる。「プロデューサーから、役者仲間、スタントマン、夜に彼のトレーラーを掃除する女の子まで、彼は全ての人々のために時間を使ってくれる。彼は誰にでも話し掛ける。そういうのって、すごく珍しいことだよ。役者としての経験からすると、あれだけの映画スターでそういったことは、とてもとてもまれなことだ」
とにかく笑い声が絶えなかったという現場で一番難しかったことは、カメラの前で笑わないようにすること。監督のデビッド・コープもその場でアイデアをどんどん出していき、「まるで毎日パーティーをしているみたい」な雰囲気で撮影は進行していった。スクリーンからも彼らの仲の良さがうかがえることだろう。(編集部・井本早紀)
映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』は2月6日より全国公開