高畑勲監督、米アカデミー賞昼食会に出席
第87回アカデミー賞
映画『かぐや姫の物語』が第87回アカデミー賞の長編アニメ賞にノミネートされた高畑勲監督が、現地時間2日、アカデミー賞候補者たちが一堂に会する昼食会「ノミニーズランチョン」に出席したことがわかった。
昼食会は授賞式に先立ち毎年この時期に開催されており、顔合わせ以外にも授賞式についての説明会としての役目を担っている。今年はビバリーヒルズのビバリー・ヒルトン・ホテルで行われ、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)やウェス・アンダーソン監督(『グランド・ブダペスト・ホテル』)などは欠席したものの、授賞式の司会を担当するニール・パトリック・ハリスのほか、リチャード・リンクレイター監督(『6才のボクが、大人になるまで。』)、クリント・イーストウッド監督(『アメリカン・スナイパー』)らを含めた150名近くが参加。
また高畑監督だけでなく、スタジオジブリの西村義明プロデューサーや、短編アニメ賞に映画『ダム・キーパー』がノミネートされた、ピクサーの元スタッフで日本人クリエイターの堤大介監督も出席した。
宮崎駿監督作以外では日本のアニメとして初めて長編アニメ賞にノミネートされた『かぐや姫の物語』。スタジオジブリの作品からは、昨年の『風立ちぬ』に続き2年連続のノミネートで、『千と千尋の神隠し』以来12年ぶりの受賞となるか期待される。アカデミー賞の授賞式は22日(現地時間)にロサンゼルスのドルビー・シアターで開催される。(編集部・井本早紀)
第87回アカデミー賞授賞式は、2月23日(月)午前9時よりWOWOWプライムにて生中継(夜9時よりリピート放送)