榮倉奈々、三角関係に「煩わしい」と本音
女優の榮倉奈々が9日、都内で行われた映画『娚の一生』先行上映イベントに、豊川悦司、向井理、安藤サクラ、前野朋哉、落合モトキ、廣木隆一監督らと共に出席し、劇中の豊川と向井との三角関係について「煩わしい」と本音を漏らした。
本作は、西炯子の人気コミックの映画化。不毛な恋に疲れきった元キャリアOLの堂薗つぐみ(榮倉)と、52歳で独身の大学教授・海江田醇(豊川)。ずっと一人だと思っていた二人がひょんなことから田舎の一軒家で共同生活を始め、次第に心を通わせていく姿を描いた大人のラブストーリーだ。
フォトセッションでは、男性陣が女性陣をエスコートする設定だったが、照れまくる安藤は前野と落合が差し出す手を断固拒否。また、豊川と腕を組んで登場した榮倉は、相当恥ずかしかったようで「ありがたいですけど、あの演出は照れ臭い」とうつむき気味だった。本作で2人の男性に思いを寄せられる女性を演じる榮倉は、「豊川さんと向井さんだから贅沢だなぁと思ったんですけど、実際だったら煩わしいですよね。もめごとはヤダ」と冷めた一面を見せ、笑いを誘った。
本作が初共演という豊川と向井。向井は殴り合いのシーンを振り返り、「あのシーンに全てをかけていたので、結構ケガをしました」と話した。一方の豊川は「万全の防御態勢だったので大丈夫でした」とにっこり。常に大人の余裕を感じさせる豊川について向井は、「経験や包容力みたいなものは得ようと思って得られるものではない。革製品を使っているような感じで、いろんな自分の色がついているのは見ていてカッコいい」と憧れの目を向けた。
最後に、海江田の劇中のセリフにちなみ、「恋なので仕方ありませんでした」エピソードを求められると、豊川は中学生の頃に好きな女の子に告白しに家に行ったら、父親が出てきて怒られたそうで「好きなんだもん、仕方ないと思った」とポツリ。向井は、「10代の頃、付き合っていた人に振られて、でもすごく好きだったのでもう一度やり直したいって言って付き合い直して、1週間後にまた振られました」と意外な恋愛エピソードを明かし、会場を驚かせた。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『娚の一生』は2月14日より全国公開