邦画初!U2の名曲が『ソロモンの偽証』主題歌に決定!
人気ロックバンドU2が、作家・宮部みゆきのベストセラー小説を2部作構成で映画化した『ソロモンの偽証』に主題歌を提供することがわかった。同バンドの楽曲が邦画の主題歌となるのはこれが初めて。バンドの代表曲として根強い支持を集める楽曲「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」が映画を彩る。
ある中学校で起きた生徒死亡事件と、その真相を暴こうとする女子生徒が開く学校内裁判の行方を追う本作。映画化にあたっては、成島出監督をはじめとする『八日目の蝉』チームが再結集。1万人に上るオーディションで選ばれた若手俳優たちが33名の中学生役を務め、佐々木蔵之介、尾野真千子など実力派キャストが出演者に名を連ねる。
主題歌については、成島監督と池田史嗣プロデューサーが、「嘘と矛盾に満ちた世界を生きる全ての人間の苦悩を歌う永遠の名曲。“自分をさらけ出そう”と歌うボノの魂の叫びは“偽証”の謎に立ち向かう主人公達を祝福し、映画の持つ本質と完璧に共鳴し、ラストの感動を何倍にも増幅してくれる」と提供を熱望。これまで日本映画に楽曲使用を許諾したことがない同バンドに、池田プロデューサーが英語で思いを語るビデオメッセージを送付。ビデオを観たメンバーが映画の内容やメッセージに共感したことで、使用が実現した。
「U2の歌が好きで、よく聞いていました」という尾野は、今回の決定に「まさか自分が出ている映画に使われるなんてほんとうに嬉しいです」と感激。また、応募者1万人の中から主演女優の座を射止めた藤野涼子も「初出演の映画の主題歌が世界的な有名バンドということで、曲も本当に素敵で、これもまた夢のようです」とコメントしている。(編集部・入倉功一)
映画『ソロモンの偽証 前篇・事件』は3月7日より全国公開
映画『ソロモンの偽証 後篇・裁判』は4月11日より全国公開
「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」はアルバム「ザ・ベスト・オブU2 18シングルズ」に収録 価格:2,571円(税込み)