『ホビット』の指輪で友達を消そうとした少年が停学処分に
映画『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズの大ファンだというテキサス州に住む9歳の男の子が、映画に出てくる指輪のレプリカを使って友達を消そうとし、停学処分になったとDaily Newsが報じた。
『ホビット 決戦のゆくえ』を観たばかりだったエイデン・スチュワードくんは、学校に指輪のレプリカを持っていき、「君を消すことができる」と友達の頭の上に指輪をのせたとのこと。かわいらしい行動にも思えるが、学校側は友達を脅したとして停学処分を言い渡したという。
エイデンくんの父親は、「信じられません。深い意味があってやったことではないんです。子供は映画で見たことを再現しようとするものです。僕も子供のころ『スーパーマン』を観たあとは外に行って飛ぼうとしました。息子は友達の存在を消せるような魔法の力は持っていません。持っていたとしても、すぐに友達を復活させたでしょう」とコメントしている。
エイデンくんは半年前に学校に転入したらしいが、停学処分になるのはこれで3度目とのこと。そのうちの1回は、愛読書だという子供向けの百科事典「ビッグ・ブック・オブ・ノレッジ(Big Book of Knowledge)」が原因らしい。エイデンくんは学校で学んでいた太陽系についての説明が載っていたので学校に持っていったらしいが、先生はこの本の妊婦の写真と妊娠に関する記載内容が不適切だ判断し、停学を言い渡したという。(澤田理沙)