新婚の菊地凛子&染谷将太、夫婦でレッドカーペットに登場!
第65回ベルリン国際映画祭
現地時間5日、第65回ベルリン国際映画祭が開幕し、オープニング映画『ノーバディ・ウォンツ・ザ・ナイト(英題)/ Nobody Wants the Night』に出演している菊地凛子(34)が、元日に入籍を発表した夫で俳優の染谷将太(22)と共にレッドカーペットを歩いた。染谷が菊地の腰を抱いたり、菊地が染谷の腕を取ったりと仲睦まじい様子を見せていた。
『ノーバディ・ウォンツ・ザ・ナイト(英題)』は、北極を目指した探検家ロバート・ピアリーの妻ジョセフィンを主人公にしたドラマ。夫を追い、北極近くの基地までやってきたジョセフィンは、そこで男を待っているというイヌイットの女性アラカと出会う。アラカの待つ男がピアリーであることを知り、激しい衝撃を受けるジョセフィンだが、共に力を合わせずには生き残れない。厳しい自然の中で変化していく二人の姿が描かれる。会見には菊地をはじめ、イザベル・コイシェ監督、主演のジュリエット・ビノシュ、ガブリエル・バーンが出席した。
序盤はガブリエルが演じるトレバーら探検を支える人々も登場するが、中盤はジョセフィンにふんするジュリエットとアラカにふんする菊地の二人芝居。菊地は「とても純粋なキャラクターで、大好きになりました。いつも日本人役なので、イヌイットの役ができる素晴らしい機会でもありました」と引き受けた理由を語った。
ジュリエットは作品について「アラカという驚くべき女性と出会い、高い教育を受けた西洋の女性が新しい感覚を身に付け、もっと人間らしくなっていく。西洋人は何もかも知っていて、持っている気になっているけれど、本当にそうかしら?」とコメント。コンペティション部門に出品されている本作は、金熊賞受賞に向けて力強いスタートを切った。
女性監督作が映画祭でオープニングを飾るのも珍しい。コイシェ監督は「わたしは、最後のオープニング女性監督になりたくはないわ」と後に続く女性監督たちにエールを送った。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)
第65回ベルリン国際映画祭は現地時間15日まで開催