「ゼルダの伝説」に実写ドラマ化のうわさ 任天堂がコメント
人気ゲームシリーズ「ゼルダの伝説」が実写ドラマ化されるとThe Wall Street Journalが報じた。この件について、任天堂に問い合わせたところ「うわさや憶測については個別にコメントはいたしません」との回答が得られた。
The Wall Street Journalによるとドラマ化を企画しているのは、今秋日本進出することを発表した大手映像ストリーミング配信事業会社Netflix。同メディアに語った関係者の話によると、Netflixは大陸の覇権争いを描いたテレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のようなドラマにしたいと考えているそうだが、まだ企画自体も初期構想の段階であり今は脚本家を探している状態だという。
NetflixはThe Wall Street Journalの取材に対し、コメントを拒否。海外のファンからは「とってもうれしい!」「ドラマ化で台無しにしないでくれ」という賛否の声が上がっているほか、「本当なの?」「信じたいけどどうなんだろう」と半信半疑の反応も多々みられた。ちなみに任天堂とNetflixは、任天堂のゲームハードWiiやニンテンドー3DSで Netflixの動画配信を受けられるサービスを北米で2011年より展開している。
1986年に第1作が発売されてから多くのファンに親しまれてきた「ゼルダの伝説」シリーズ。それぞれの作品により世界観は異なるものの、プレイヤーは主人公のリンクを操作し、ヒロイン・ゼルダを助けたり、世界征服をたくらむボスを倒したりして世界の危機に立ち向かう。また14日には「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」のニンテンドー3DSリメイク版が発売されるほか、タイトル未定の最新作のWii U版が今年発売される予定。
同ゲームの愛好家である故ロビン・ウィリアムズさんの娘で、ゲームのヒロインから名前が採られたゼルダ・ウィリアムズさんは、この話題についてツイッターでコメント。「実写版『ゼルダの伝説』の予測できる第一のハードルとして、全編通して物言わぬ主人公をどう描くか」「Netflixの『ゼルダの伝説』の第二のハードルは、ツボ破壊やにわとりいじめが美化されているという苦情にどう対応するかね」とつぶやいている。(編集部・井本早紀)