佐々木蔵之介、「ハンチョウ」共演者の熱愛にビックリ
俳優の佐々木蔵之介が12日、都内ホテルで行われた舞台「MACBETH」の制作発表会見に演出のアンドリュー・ゴールドバーグと共に出席した。この日、佐々木が主演を務めたTBS系ドラマ「ハンチョウ~警視庁安積班~」で共演した福士誠治と比嘉愛未の熱愛が一部で報じられたことについては、寝耳に水だったのか「聞いていないから、わからない」といい、驚きの表情を見せていた。
昨年、「結婚したい男」上位に挙げられていた西島秀俊や向井理らイケメン俳優が次々と結婚し、独身女性から“最後のとりで”と呼ばれ人気を独占中の佐々木。あさってに迫ったバレンタインデーに誰からチョコレートをもらうかとの問いには「いや、それはわからないです。今のところ……」とお茶を濁していた。
本舞台は、演出家のジョン・ティファニーとアンドリュー、映画『チョコレートドーナツ』でも話題を呼んだ名優アラン・カミングが生み出した、シェイクスピア戯曲の革新的な翻案作品の日本版。精神病院を舞台に、病室に隔離された患者(佐々木)が、「マクベス」の登場人物に代わる代わる取りつかれたようにしゃべりだし、忌まわしいドラマを再現していく。
100分間しゃべりっ放しで“一人マクベス”を演じる佐々木だが、これまで何度も一人芝居のオファーを受け、「絶対にやらない」と言い続けていたそう。そのため会見場を設けられた今も「俺やるって言ったかなって、何度もマネージャーに聞いた」とけげんな顔で、「いつでも逃げる準備はできている」と笑いを誘った。
膨大なセリフで体力、精神力的にも「どうしようか」と不安が尽きないという佐々木だが、「マクベスのセリフってすごくカッコいい。役者冥利(みょうり)に尽きる。こんなセリフを言わせてもらえるのかというのがある」と幸せも見いだしている様子。最後は「シェイクスピアの世界に自分を落とし込めるのは舞台しかないので、いつも入りたいとは思っていないですけど、いい機会を与えてもらったなと思います」と腹をくくり、アンドリューは「アラン(・カミング)も今までの俳優人生の中で一番大変だったと言っている。“グッドラック(頑張れ)”と言っていました」と背中を押した。(取材・文:鶴見菜美子)
舞台「MACBETH」は7月12日より渋谷・パルコ劇場にて上演