草間彌生の映画が海外で製作
日本人アーティスト・草間彌生のドキュメンタリー映画が海外で製作されていることがわかった。イギリス配給会社Dogwoofが発表した。映画のタイトルは『ア・ライフ・イン・ポルカ・ドット(原題) / A Life In Polka Dots』になる予定。
Varietyによると、Dogwoofとアメリカの映画製作配給会社Submarine Entertainmentが共同出資し、売り込みを行っていくとのこと。監督のヘザー・レンツのほか、カレン・ジョンソン、Submarine Entertainmentのデビッド・コーとダン・ブラウンが製作を務めているという。来年春の完成を予定している。
草間は、水玉模様やかぼちゃのモチーフや斬新な造形を取り入れた作風で知られており、立体作品やインスタレーションなどを中心に制作。ニューヨーク国際芸術センター、イギリスのビクトリア・ミロギャラリーなどで個展を開催し、ヴェネチア・ビエンナーレなどの芸術祭にも参加している。2012年にはルイ・ヴィトンとのコラボレーション「LOUIS VUITTON × YAYOI KUSAMA Collection」を発表し、話題になった。これまでフランスの芸術文化勲章オフィシエ、芸術選奨文部大臣賞、紺綬褒章などを受けている。(編集部・井本早紀)