チュート徳井、声優業&役者業を語る
人気シリーズ最終章となる映画『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』で、ロンドンの大英博物館に展示されている中世の騎士サー・ランスロット役の吹き替え声優を務めたお笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実が、声優業、役者業について語った。
ランスロットは、本作のキーパーソンともいうべき重要な役どころ。徳井は「こんなにセリフの分量が多いとなると、それだけ作品に与える影響が大きい。映画を観に来た人が、映画は面白かったけど、徳井のアフレコは気になったなということになったら、申し訳ない。取りあえず映画の邪魔をしていなかったらいいなという感じです」と役の重みを感じながら吹き替えを務めたという。
2012年の主演映画『莫逆家族 バクギャクファミーリア』では、数週間にわたるプロテインの摂取および加圧トレーニングによる肉体改造を行い、俳優としての存在感を見せつけた徳井。また、本作の吹き替えでも、関係者が太鼓判を押す演技を見せている。
それでもお笑い芸人以外の仕事については、「特に畑違いのところに行くときは迷惑を掛けないようにしたいですからね。役者も声優も大好きな仕事なんで、これからもお声が掛ればというスタンスでやらせていただければと思っています」と謙虚な姿勢を崩さない。これから挑戦したい役柄については、「恋愛映画の声優さんもいいですね。ベタベタのラブストーリーとか劇的なやつを。不倫とかもいいですよね」と冗談交じりに語った。
『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』は、展示物たちの危機を救うため、夜警のラリー(ベン・スティラー)とおなじみの仲間たちがニューヨーク自然史博物館を飛び出し、ロンドンの大英博物館へ乗り込み大騒動を繰り広げる。勇敢なランスロットの活躍にも注目したい。(取材・文:壬生智裕)
映画『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』は3月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開