ケイン・コスギ、ハリウッド挑戦の日々を語る!新作に懸けた熱い思い!
俳優のケイン・コスギが、間もなく公開されるハリウッド映画『ニンジャ・アベンジャーズ』について、また、近年活動の拠点とする海外での挑戦の日々を熱く語った。
ケイン・コスギのハリウッドアクション!映画『ニンジャ・アベンジャーズ』予告編
甲賀流忍者の修行をしたアメリカ人ケイシー(スコット・アドキンス)が、殺害された妻の復讐(ふくしゅう)を果たすため、麻薬密売組織のボスに戦いを挑むさまを描いた本作。ケイシーの兄弟子・中原役を務めるケインは「僕が子供の頃から父親(ショー・コスギ)がハリウッドで、ずっと忍者シリーズの映画をやってきましたし、僕も幼いころ、何本か出させてもらいました。自分も、ハリウッドで忍者を題材とした映画に出られたことは、感慨深いものがあります」と笑顔を見せる。
人気バラエティー番組「筋肉番付」で一世を風靡(ふうび)し、「ファイト! イッパーツ!」の栄養ドリンクのCMでもおなじみのケインだが、近年は海外を拠点に活動をしている。「30歳になって、長年の夢だった、ハリウッドに挑戦したかった。ただ、アジア人がハリウッドで役をつかむことは本当に難しい。アクション映画であっても、まずは演技ができないと、アクションすらも見てもらえない状態ですから」というケイン。ハリウッド挑戦への道は決して平たんなものではなかったようだ。
近年は中国、韓国などに活動の輪を広げながらも、ハリウッド映画のオーディションに挑戦し続ける日々だった。そしてそのかいあって、『テッケン2:カズヤズ・リベンジ(原題) / TEKKEN2:KAZUYA’S REVENGE』(2014)で初のハリウッド単独主演を獲得。さらに現在は、ハリウッド主演最新作『マックス(原題) / MAXX』が3月中旬にクランクインし、タイで撮影が行われている。これらの作品に出演するきっかけとなったのが、本作のクライマックスで展開する、スコット・アドキンスとのリアルファイト。この迫力あふれるファイトは、アメリカのファン投票で決定される「アクション・エリート賞」で年間ベスト・アクション映画最優秀賞を受賞し、高く評価された。
その高評価の理由をケインは「近年はCGやワイヤーを使う映画が多いので、こういった体ひとつのアクション映画に懐かしさとか、逆にリアルな迫力に新鮮さを感じる人もいるんじゃないでしょうか」と分析。「今が1番動けるし、体の調子もすごくいい。体が動ける限りアクションをやりたいですね」と切り出すと、「日本のスタントチームは世界でもトップクラス。またぜひご一緒したいですね」と日本での活動にも意欲を見せた。(取材・文:壬生智裕)
映画『ニンジャ・アベンジャーズ』は3月28日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田、ディノスシネマズ札幌劇場ほかにて、全国順次公開