大泉洋、娘を溺愛 家族が全て「離婚できない」
俳優の大泉洋が18日、都内にて主演映画『駆込み女と駆出し男』の完成報告会見を共演の戸田恵梨香、満島ひかり、内山理名、樹木希林、原田眞人監督と共に行った。同作のキャッチコピー「離婚は、幸せの始まり!?」について意見を求められた既婚の大泉は、「3歳の娘がいるので離婚はできないですね。家庭は全てで、なくなるのはつらいです」と家族愛を語った。
また樹木が「大泉さんとの芝居のやり取りで印象的なものはないです」ととぼけると、大泉が「そんなことはなかったです!」と声を上げて反論するなど、二人の漫才のようなやり取りでも盛り上がった同会見。
大先輩の樹木について、大泉が「役者としての存在のあり方で勉強になったのは、『全てのことはスタッフではなくわたしが決めるんです』と、帰る時間もご自分で決める。まだ出演シーンはあっても『もう来ないわよ』って帰る」とエピソードを紹介すると、「体が弱いのよ」などと樹木は困り顔を見せる。
そんな樹木は、大泉いわく出番のない日に現場を訪れることもあったそうで「『今日は宿に夕食いらないって言っちゃったの。ここで食べるしかないから』って映画の中で食って帰った日もあるし、出なくていいって言われても出る日もある」と樹木のマイペースぶりを大泉がぶっちゃけるなど、軽快な応酬が繰り広げられた。
本作は、劇作家・井上ひさしの時代小説「東慶寺花だより」を原案に映画化。江戸時代に幕府公認の縁切り寺であった東慶寺を舞台に、離縁を求めて寺に駆け込んでくる女たちの聞き取り調査を行う御用宿の居候が、さまざまなトラブルに巻き込まれながら訳あり女たちの再出発を手助けしていくさまを描く。(中村好伸)
映画『駆込み女と駆出し男』は5月16日より全国公開