元プロテニスプレーヤー杉山愛、錦織圭は天才に課せられた使命に立ち向かっていると評価!
元プロテニスプレーヤーの杉山愛が15日、都内で行われた映画『アメリカン・スナイパー』女性限定トークイベントに出席した。杉山は、現在テニス界で活躍する錦織圭選手を、本作の主人公である伝説のスナイパー、クリス・カイルと重ね合わせ「周囲の期待に応えて成果を出すという天才に課せられた使命に立ち向かっている」と評価した。
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劇中でブラッドリー・クーパーが演じるクリス・カイルは、イラクの武装勢力から「ラマディの悪魔」と恐れられていたアメリカ海軍特殊部隊の伝説のスナイパー。国の期待を背負い、戦地に赴くたびに大きな成果を挙げた。そんな姿が、日本中の期待を背負い海外ツアーで戦っている錦織とかぶるという杉山は「神様から与えられた才能をひたむきさと努力で正確なものにしている」と錦織を絶賛した。
また本作は、戦場と家庭で苦悩する主人公と、夫を支える妻の究極の夫婦の絆を描いている。杉山自身も2011年11月に6歳年下の一般男性と結婚しているが「夫が戦地に行くというのは想像できないですね」と語りつつも「私も現役時代はテニスにすべてをかけていて、周囲の期待にも応えたいという気持もあったので……」と戦地に赴く夫の気持と、それを待つ妻の気持の両方に感情移入してしまう複雑な胸の内を明かしていた。
現役時代は、WTAダブルスランキング1位、4大大会シングルス連続出場のギネス記録を保持するなど大活躍した杉山。「17年間のプロ生活はすごくハードでしたが、自分の好きなことを仕事にできましたし、テニスを通じてかけがえのない友達ができたことは財産です」と胸を張った。
「ただの戦争映画ではなく、友情や家族の愛が描かれた作品です。わたしは奥さんの気持になって映画にのめりこみました」と作品の見どころを語った杉山。「女性が観ても多くのことを感じられる作品です」と詰め掛けた女性客にメッセージを送った。(磯部正和)
映画『アメリカン・スナイパー』は2月21日より全国公開