吉永小百合、10代のころはジャガイモ顔の年上男性が好きだった!ゴールデンコンビの浜田光夫が明かす
吉永小百合との「純愛コンビ」で知られる俳優・浜田光夫が18日、東京・北区の「名主の滝老人いこいの家」で行われた高齢者と昭和映画を鑑賞して脳を元気にする「認知症予防プロジェクト」の上映イベントに出席。集った高齢者と共に1964年公開の吉永との共演作『風と樹と空と』を鑑賞し、上映後は吉永との思い出話に花を咲かせた。
日活の人気スターとして在籍10年間で88本の作品に出演。そのうちの44本で吉永と共演した浜田。登壇すると「映画俳優をやることで、いろんな青春図を演じることができた。あんまり金持ちの役はなかったけど、いろんな役を演じていろんなことが頭に刻み込まれた。映画俳優をやっていてよかった」としみじみ。
「ゴールデンカップル」と呼ばれ、44本ものラブストーリーでコンビを組んだ吉永について、「実際に恋愛感情を抱かなかったのか」と質問を受けると照れ笑いした浜田。石原裕次郎と北原三枝のコンビなどを引き合いに出して、「プライベートでもお互いを意識しだすと、(映画の)コンビは続かない」と持論を展開した。
また、吉永とは2、3本共演した頃、吉永から「わたしの理想とする男性は年上で、宇野重吉さんのようなジャガイモみたいな顔の人が好き」と告白されたといい、「俺はトロロイモみたいな顔だから違うな」と諦めて、その後は仕事に没頭することができたという。
浜田は吉永と「今でも時々お会いすることがある」とプライベートでも親交があることを明かし、「僕らは清い関係でした。だから44作も続けられた」とにっこり。また、素顔の吉永については「悪い言い方をすれば『勝気』『負けん気が強い』。セリフはいつもばっちり覚えてくるので、僕もうかうかしていられなかった。忙しくて僕は2年で大学を辞めたけど、吉永さんは現場に参考書も持ってこないのに早稲田大学に合格して卒業までした。努力家で仕事にもいつも真摯(しんし)に取り組む人だった」と紹介していた。(取材・文:名鹿祥史)