哀川翔、芸能生活が30年もつとは思わなかった…節目に出演した『Zアイランド』
俳優の哀川翔の芸能生活30周年を記念して製作される品川ヒロシ監督の『Zアイランド』が、今年3月25日から開催予定の「島ぜんぶでおーきな祭」(第7回沖縄国際映画祭)で特別招待作品として上映されることが17日、吉本興業東京本部で行われた同映画祭プログラム発表会見でわかった。
2009年から「Laugh&Peace」をコンセプトに沖縄で開催されている沖縄国際映画祭が、今年から「島ぜんぶでおーきな祭」にリニューアル。今年の招待作品はゾンビが登場する極道アクション『Zアイランド』のほか、西村喜廣監督、斎藤工主演の忍者アクション『虎影』(ワールドプレミア)、タカハタ秀太監督が、原宿を舞台に武田梨奈、BEE SHUFFLEのダブル主演で描き出す『原宿デニール』(ワールドプレミア)や、杉野希妃監督の『マンガ肉と僕』、佐々木蔵之介と永作博美共演の『夫婦フーフー日記』、タイ映画『Timeline』、中国映画『ONE NIGHT STUD』が決定している。
招待作品を代表してこの日の会見に登場した哀川は、本作が芸能生活30周年記念作品となることに触れて、「長い間やってきましたね。まさか持つとは思いませんでしたね。気付いたら30年たっていて。ちょうど『サンブンノイチ』の撮影の時に、『そうだ、来年が30周年なんだけど、映画を撮ってくれない?』と言ってお願いした」と切り出すと、「品川はすごくいい映画を撮るじゃないですか。だからやりましょうかということになって、やったーと超喜びましたよ」と品川に絶大なる信頼を寄せている様子。
一方の品川も「うれしかったですよ」と光栄であったことを明かしたが、哀川主催のパーティーの際にこわもての役者陣に迫られたことを告白。「すげえ怖い役者さんたちが、俺は出られるんだろうな、シーン短めの役でおいしい役を用意しろよと言うんですよ」とその時の様子を説明した。この日司会を務めていたゴリ(ガレッジセール)が「世間的には役者と言わなきゃいけない人たちですか?」と恐る恐る尋ねると、哀川は満面の笑顔で「ヤクザじゃないよ、ヤクシャ(役者)だよ」と返し、会場を笑わせていた。(取材・文:壬生智裕)
「島ぜんぶでおーきな祭」は3月24日から29日まで沖縄県内各所で開催予定