「攻殻機動隊ARISE」テレビ版に完全新作エピソードが追加!『新劇場版』につながる物語!
2013年6月より順次劇場上映された人気アニメ「攻殻機動隊ARISE」シリーズが、完全新作エピソードを追加して再編集された「攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」として、4月よりテレビ放送されることが決定した。
士郎正宗のコミックを基にした人気SFアニメの前日譚(たん)として、主人公・草薙素子が攻殻機動隊を創設するまでを描いた「攻殻機動隊ARISE」。テレビ版では、劇場上映されたシリーズ全4話を、シリーズ構成を担当した作家・冲方丁による初期案に基づいて再構成。夏に全国公開される『攻殻機動隊 新劇場版』へとつながる新作エピソードが2話、追加される。
「士郎先生の原作『攻殻機動隊』は掘れば掘るほど発見があります」という冲方は、テレビ版の「ARISE」について、「テレビというメディアの特性に合わせ、お馴染みのメンバーが揃っている『border:4』のエピソードから始まり、やがて公安9課へと参加するメンバーが何故集まったのかを解き明かします」と解説。さらに、素子の出生の秘密に迫る『新劇場版』へとつながる新作エピソードでは、電脳ウィルス「ファイア・スターター」に感染したウィルスの信奉者パイロマニアと素子の対峙(たいじ)が描かれるという。
パイロマニアについて「彼は“個”についての考え方が素子とまったく異なる存在です」という冲方は、「ネットで国家も個人も並列化が進む時代の中で、本作の素子は“個”というものにこだわります。その存在感が放つ光が人を惹きつけるのです」とコメント。放送に向けて、「これから新たに『攻殻機動隊』という作品に触れる人のためにもよい流れが作れたと思います。また、従来のファンの方には、原作、映画、『S.A.C.』に続く第4の『攻殻機動隊』として楽しんでいただけるとうれしいです」と明かしている。(編集部・入倉功一)
テレビアニメ「攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」は4月よりTOKYO MX、BS11ほかにて全国順次放送開始
映画『攻殻機動隊 新劇場版』は初夏、全国公開