水谷豊、新生“右京”で強烈メッシュヘアに挑戦!
テレビドラマ「相棒」シリーズの杉下“右京”役でおなじみの水谷豊主演で、浅田次郎の同名小説を実写化する映画『王妃の館』から、天才小説家・北白川“右京”を演じる水谷の強烈なメッシュヘア姿が公開された。
日本語で「王妃の館」を意味するパリの超高級ホテルを舞台にした本作は、倒産しそうな旅行会社が企画したとんでもないツアー計画の参加者たちのウイットに富んだ人間模様を、テレビドラマ「相棒」シリーズなどの橋本一監督が笑いと涙を交えて描き出す大人のエンターテインメント。田中麗奈、吹石一恵、尾上寛之、青木崇高、中村倫也、安達祐実、山中崇史、野口かおる、緒形直人、石橋蓮司、安田成美、石丸幹二ら実力派俳優陣の出演も見どころの一つになっている。
公開された水谷のビジュアルは、ボタニカル柄などを使用した大胆な衣装を身に着け、前髪の一部が白とピンクのメッシュで彩られたボブヘアという衝撃的なもの。これはわれを忘れて自分の世界に没頭する執筆スタイルを持つ右京の天才性を表現したもので、打ち合わせの折に水谷が描いたラフイラストが、大胆な衣装やヘアスタイルなどの基になっている。この格好でどこまでもエレガントにパリの街を闊歩(かっぽ)する右京の姿は、ファンならずとも必見。
原作を読んだ際にこのビジュアルを思いついたという水谷は、「パリでの撮影中、あの格好で街を歩いていたら、たくさんのフランス人に声をかけられました(笑)」と撮影を振り返る。さらに、誰もが一度見たら忘れられない強烈なビジュアルについて、「コスチュームもヘアスタイルも、普段『相棒』を観てくださっている方はびっくりするかもしれませんが、僕はとても気に入っています。普段も着たいほど!」と満足げに語った。
一方、このビジュアルを写真で見た原作者の浅田は、「最初は“え!!”と驚きましたが、なるほどな……と。小説家というのは、どこか社会性を欠いているのは確か。どんな格好をしていても不思議じゃないですから、なるほどなという感じですよね」と実写版の右京に納得した様子を見せた。(編集部・吉田唯)
映画『王妃の館』は4月25日に公開