染谷将太、矢口史靖監督から痛烈なダメ出し受ける
俳優の染谷将太が19日、都内で行われた映画『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』映画賞いろいろ受賞記念勝手に祝賀パーティー!! に矢口史靖監督と共に出席した。染谷は受賞の喜びを語るも、矢口監督から痛烈なダメ出しが飛び、会場は笑いに包まれた。
人気作家・三浦しをんのベストセラー小説を映画化した本作は、山奥の村で林業に従事することになった都会育ちの少年・勇気(染谷)が、一目ぼれした美女・直紀(長澤まさみ)や野性的な先輩・ヨキ(伊藤英明)ら変わり者の住人たちに囲まれ成長していく姿を描いた青春エンターテインメント。大ヒットを記録したほか、作品・キャストとともにさまざまな賞を受賞したことを受け、祝賀パーティーが開催される運びとなった。
この日、DVD発売記念イベントとしか聞かされていなかった染谷は、「あまりよく知らず、こんなすごいラフな格好で……」とトレーナーにパンツというスタイルをわびるようにあいさつ。しかし、第18回プチョン国際ファンタスティック映画祭でNETPAC賞(最優秀アジア賞)を受賞した際のトロフィーを、サプライズ登場した子役の升水柚希から授与されると、久しぶりに会えた喜びも相まって満面の笑みでうれしさを表現した。
また、染谷が投票によって決まる2014年度映画鑑賞団体全国連絡会議賞の男優賞を受賞したことが発表されると、染谷は「映画好きな方に投票で賞をいただくのはすごくうれしいですよね。ありがたい」と喜びのコメント。しかし、矢口監督は「こういうときのコメントも少しずつ磨いていくと良いよね」とチクリ。さらに、「テレビで、彼のトーク下手、声の小ささ、死んだような目を見るにつけ、ちゃんとしろ! と度々思っていた」と喝を入れる矢口監督。とはいえ、「普段会うときはこのトーンが楽しい。『俺役者です!』みたいなことを前面に押し出さず、平たいトーンで接してくるしやりやすい」のだそうで、「いつまでも僕の大好きな染谷君でいてほしいと思います」と一緒に大作を作り出した名優に惜しみない愛情を注いだ。(取材・文:鶴見菜美子)
『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』ブルーレイ豪華大木エディション(7,500円+税)、ブルーレイスタンダード・エディション(4,700円+税)、DVDスタンダード・エディション(3,800円+税)は発売中