『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』が首位デビュー!2月のオープニング興収記録を樹立
全米ボックスオフィス考
先週末(2月13日~2月15日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ベストセラー官能小説を実写化した『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』が興行収入8,517万1,450ドル(約102億2,057万4,000円)を稼ぎ出して首位デビューを果たした。これは2月公開の作品では歴代1位となるオープニング興収。R指定作品のオープニング興収としても『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』に次いで4位となる好成績を収めている。(数字はBox Office Mojo調べ、1ドル120円計算)
官能的!『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』フォトギャラリー
『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は、主婦が趣味で執筆しインターネットにアップした小説が評判を呼び、全世界でベストセラーとなった官能小説の映画化作品。巨大企業の若きCEOグレイ(ジェイミー・ドーナン)と恋愛未経験の女子大生アナ(ダコタ・ジョンソン)の倒錯した恋愛模様を描く。続編である「フィフティ・シェイズ・オブ・ダーカー」「フィフティ・シェイズ・オブ・フリード」の映画化も決定している。
2位にはマーク・ミラーのアメコミを原作にしたコリン・ファース主演R指定映画『キングスマン:ザ・シークレット・サービス(原題) / Kingsman: The Secret Service』が興収3,620万6,331ドル(約43億4,475万9,720円)で初登場。『キック・アス』のマシュー・ヴォーン監督がメガホンを取り、秘密諜報組織キングスマンのエージェント・ハリー(コリン)が、不良少年ゲイリー(タロン・エジャートン)を組織のエージェントに鍛え上げていくスパイアクション・コメディーだ。
また、ニュージーランドの首都ウェリントンで共同生活を送るヴァンパイアたちのゆる~い日常をモキュメンタリータッチでつづった『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』が2館での限定公開ながら41位に初登場。1館あたりの興収は『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』を上回る3万2,900ドル(約394万8,000円) で1位となっている。
今週末は、マックG製作のコメディー『ザ・ダフ(原題) / The DUFF』、『オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式』の続編、ケヴィン・コスナー主演の『マクファーランド、ユーエスエー(原題) / McFarland, USA』、本年度アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされているアルゼンチン映画『ワイルド・テイルズ(原題) / Wild Tales』が公開される。(編集部・市川遥)
2月13日~2月15日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』
2(初)『キングスマン:ザ・シークレット・サービス(原題) / Kingsman: The Secret Service』
3(1)『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo(う~)!』
4(2)『アメリカン・スナイパー』
5(3)『ジュピター』
6(4)『セブンス・サン(原題) / Seventh Son』
7(6)『パディントン(原題) / Paddington』
8(8)『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
9(7)『ザ・ウエディング・リンガー(原題) / The Wedding Ringer』
10(5)『プロジェクト・アルマナック(原題) / Project Almanac』