マイケル・マン、5年ぶりの最新作が5月に公開!サイバーテロとの戦い描く
『ヒート』『コラテラル』のマイケル・マン監督の5年ぶりの最新作『ブラックハット』が5月8日に公開されることが決定し、併せて予告編が公開された。
マン監督がメガホンを取ったのは、ジョニー・デップ主演の『パブリック・エネミーズ』(2009)以来。独特のスタイリッシュな映像美学で男たちの戦いを描いてきた監督が、今回テーマに選んだのは今世界中で多発しているネットワーク不法侵入などのサイバーテロ。要求も声明もない追跡不能の犯人に迫る主人公・ハサウェイを『アベンジャーズ』などのクリス・ヘムズワースが演じ、『ラスト、コーション』のタン・ウェイとワン・リーホン、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』のヴィオラ・デイヴィスら国際色豊かな実力派が脇を固める。
タイトルにもなっている「ブラックハット」とは、コンピューターやネットワークに攻撃を仕掛けるハッカーのこと。ハサウェイもかつて「ブラックハット」として活動し、15年の実刑判決を受けた人物。しかし彼が昔開発したプログラムを応用して香港の原子炉を爆破し、アメリカの金融市場に大打撃を与えた何者かが現れ、ハサウェイは元・天才犯罪者の立場から警察に協力することになる。
マン監督の代名詞でもある激しい銃撃戦や爆破、空撮、ボートやヘリなどさまざまな乗り物を使用した臨場感ある映像は今作でも健在。またシカゴ、香港、マレーシア、ジャカルタなどを舞台としており、世界各国で撮影されたロケーションも見どころだ。(編集部・井本早紀)
映画『ブラックハット』は5月8日よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国公開