リアル“シンデレラの王子”には誠実さが足りない…?アニメ版と比較
ハッピーエンドのその後を描いたディズニーのミュージカル映画『イントゥ・ザ・ウッズ』に登場するシンデレラの王子のビジュアルが公開され、今回の王子が何かを狙っているような野心家であることがわかった。
ディズニーアニメーション『シンデレラ』のビジュアルと比較すると、その違いは歴然。アニメ版の王子は、王道のイメージそのままの誠実かつ優しそうな落ち着いた雰囲気でシンデレラの手にキスしているが、『イントゥ・ザ・ウッズ』の王子はシンデレラの靴を片手に何かをたくらんでいるような表情を見せている。
またアニメ版の王子は、シンデレラと出会い一目ぼれしてからは彼女だけを愛するリッチマン。まさに女性の憧れの対象として描かれ、結婚すれば幸せが約束される「完璧な王子様」だが、『イントゥ・ザ・ウッズ』の王子はチャーミング(魅惑的)であれと育てられており、女性と見るとすぐに誘惑する癖があるのだ。
『イントゥ・ザ・ウッズ』で王子を演じたクリス・パインは、本作のセリフで「僕はチャーミングになるよう育てられたんだ、誠実になるようにではなくてね」という言葉がとても気に入っていると語るが、これはシンデレラとの結婚後「しっかりと責任を持って善良な王になるべきだ」と言われた時に飛び出すセリフ。アニメ版の王子とは全く逆な彼からは、王子と結婚することは本当に幸せなのか? というメッセージを受け取ることができるだろう。彼と結婚してしまったシンデレラが、どのような運命をたどるのかは劇中で明かされる。(編集部・井本早紀)
映画『イントゥ・ザ・ウッズ』は3月14日より全国公開