ウォルト・ディズニーの描いた未来像がここに!謎の超大作シド・ミードのコンセプトアート公開!
ウォルト・ディズニーが思い描いた未来へのビジョンをベースに製作が進行している超大作『トゥモローランド』から、映画『ブレードランナー』やアニメ「∀ガンダム」などで知られる天才デザイナー、シド・ミードが手掛けたコンセプトアートが公開された。
ウォルト・ディズニー社の保管庫に眠っていた膨大な資料を基に、映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』などのブラッド・バード監督が、プロデューサーのデイモン・リンデロフと共に脚本を練り上げた本作。ジョージ・クルーニーを主演に迎え、“トゥモローランド”のことを知っている主人公と17歳の少女が未知の世界への扉を開く姿を描くということ以外、詳細なストーリーは謎のベールに包まれている。
ディズニーランドの創設者としても知られるウォルトは、全世界にテーマパークを作るだけでなく、晩年には、エプコット(EPCOT)と名付けた未来都市構想を練っていたという。
シドの手掛けたコンセプトアートには、流線的なデザインのビルが並ぶ未来都市が描かれており、まるで、未来を題材にしたディズニーランドのテーマパークの一つ「トゥモローランド」が現実に存在しているかのよう。本作に、ウォルトの創造した理想の未来像が反映されていることをうかがわせる。
本作についてバード監督は、「“未来”の素晴らしい面と怖い面はなんだったのか? この映画の製作にあたり、“未来”とはどういうものだったのか? という疑問を掲げることから始めた」とコメント。ウォルトが描く未来では、一体どんなことが起こり得るのかについて想像をめぐらせたといい、共同脚本を務めたデイモンも、本作の秘密の一端に触れながら「ウォルト・ディズニー自身は映画には出てこない。だが、このトゥモローランドと呼ばれる謎めいた世界に関わる偉大な人物として引き合いに出されることになる」と明かしている。(編集部・入倉功一)
映画『トゥモローランド』は6月6日より全国公開