『テレクラキャノンボール』ゴールの地、北海道に初上映！　満員御礼で大盛り上がり！

　21日、北海道夕張市で開催中の「ゆうばりファンタスティック映画祭2015」内で、『劇場版 テレクラキャノンボール2013』（通称テレキャノ）『劇場版 BiSキャノンボール 2014』ダブル上映会＆トークショーが行われ、会場に観客が殺到、満員御礼で会場に入りきれないファンが続出した。上映後の舞台あいさつには、カンパニー松尾監督、バクシーシ山下、タートル今田、梁井一、平澤大輔らテレキャノメンバーたちが来場、北海道の観客の熱烈な歓迎を受けた。

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　6人のAV監督たちが、バイク、車でレースをしながら、各地でナンパした素人女性とのプレイを織り交ぜつつ、ゴールの札幌を目指すという本作。2014年2月にテレキャノが公開されるや、その衝撃的かつ抱腹絶倒、ネタバレ厳禁の感想がツイッターなどの口コミで拡散。劇場を変えながらも連日満員、異例のロングランヒットを記録。2014年の日本映画界を象徴する“事件”のひとつとして話題を集めた。

　全国各地で満員御礼を繰り返してきた本作が北海道初上映となるだけあって、この日は多くの観客が会場に集結。あっという間に場内は立ち見の出る超満員となり、早々と入場制限がかけられる大盛況となった。運よく会場内に入ることのできた観客たちは、6人のAV監督たちが繰り広げる迷勝負の数々に爆笑、拍手喝采で大盛り上がりとなった。

　そして上映後。登場人物であるAV監督たちが実際にステージに登場すると、会場は大歓声。「札幌はあれ以来ですね。札幌はステキな町なんですよ」と切り出した松尾監督は、AV監督から見た札幌の魅力を力説。そのあまりにも赤裸々な内容に、他のメンバーから「ここは映画祭ですから！」とツッコまれるひと幕も。

　その後はテレキャノのフォーマットを踏襲しながら、AV監督たちとアイドルたちが異種格闘技を繰り広げる問題作『劇場版 BiSキャノンボール 2014』を上映。その後、およそ5時間にわたる上映＆トークショーを終えた後に松尾監督が満員の観客にあいさつ。「（劇中の）『北の国から』のネタもウケていましたし、ここでできてよかったです。長い間ありがとうございました！」と観客をねぎらうと、会場からは大きな拍手が巻き起こった。（取材・文：壬生智裕）

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」は2月23日まで北海道夕張市内各所で開催中