ヒット作『八つ墓村』の1977年当時の音響スペックを再現!一回限りの特別上映を実施!
映画評論家の樋ロ尚文と、女優の佐伯日菜子が28日、立川のシネマ・ツーで行われた『八つ墓村』トークショー付きスペシャル上映会に来場、1977年の公開当時の4チャンネルステレオサウンドの音響スペックを再現した上映を堪能し、感激の様子を見せた。
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松竹株式会社の数あるライブラリー作品の中から多くの人気作・名作をえりすぐって、ブルーレイ化&販売している「あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション」。今回は、その中でも特に映画ファンの人気が高い『八つ墓村』を、ハイクオリティーの音響に定評がある立川の映画館シネマシティで特別に上映することとなった。
名探偵・金田一耕助映画の中でも異色作といわれる『八つ墓村』は、1977年に公開され、日本映画興収第3位という松竹映画屈指のメガヒット作品。萩原健一、小川眞由美、山崎努、渥美清ら豪華キャストが集結。テレビCMの「たたりじゃ!」のフレーズは当時の流行語となった。今回は、1977年の公開当時の4チャンネルステレオサウンドの音響スペックを再現するハイクオリティーなブルーレイ上映を実現。このスタイルでの上映は今回1回限りという貴重な機会となることから、会場には多くの映画ファンが集結した。
上映後のトークショーに登場した佐伯は「小さい頃に観たときは怖い映画だと思っていましたけど、さっき観てみたらこんなにもツッコみどころが満載の映画だったっけ」と笑いながらも、「本当にあの頃の感じっていいですね。セリフの言い方が作っていますという感じですし、小川眞由美さんもことあるごとに髪の毛をかきあげたりして。すごく良かった」と本作を堪能した様子。
そんな上映会を振り返り、「僕は1977年に(東銀座の)松竹セントラルという大劇場で観た事がありましたが、そのときはおどろおどろしい感じがあって印象に残っていますが、こういう作品をスクリーンで上映するのはすばらしいこと。これからもこういう上映会をやっていただければ」と語ると、佐伯も「あのころ観たよね、という映画をみんなで観て。トークショーがあって。いい企画だなと思いました。またいい映画に出会って、わたしも出たりしたいなと思いました」と付け加えた。(取材・文:壬生智裕)
『八つ墓村』ブルーレイは発売中(3,300円+税)